人間関係のイライラをほどく鍵は“自分の信念”だった
イライラの奥に隠れていた「私のネガティブビリーフ」
私がこれまでに見つけてきた、自分の中にあった“ネガティブビリーフ(否定的な思い込み)”を整理してみました。
人は自分ではなかなか気づけないこともあります。
けれど、人の体験談を読むことで「あ、それ私にもあるかも」と気づけることがあります。もしこの記事が、そんなきっかけになったら嬉しいです。
ケース1:「私の思いは届かない、理解されない」

小学生の頃、出かける前に玄関に置いておいた水筒がなくなってしまったことがありました。私は「絶対にここに置いた!」と泣きながら主張しましたが、父から返ってきたのは「世の中に絶対はない!」という言葉。
「確かに置いたの? なら探してみようか」
と言う父ではありません。
私が泣いて主張しても怒られるばかり。
結果的に水筒は見つかったのですが、「私の言葉は届かないんだ」と深く傷つき、悔しさと悲しさだけが強く残りました。
ケース2:「父は私の好きなものを奪う人」

中学生の頃、映画を好きになり録画をしていたのですが、父からは「そんなことに気を取られていないで、しっかり勉強しなさい」と反対されました。
また大人になってからは「見合い結婚以外は認めん!」と恋愛にも口を出され…。
そんな体験から「私の好きなものは反対され、父によって奪われる」という思い込みができてしまいました。
ケース3:「私をコントロールしようとする人は敵」

父には「この子とは友達になるな」、母からは「将来はこの仕事に就くのよね」と言われたこともありました。
親から干渉されるたびに「私の選択は気にいらないんだ」と感じ、やがて「私をコントロールしようとする人は許さない」という強い反発心を持つようになりました。
ケース4:「私は信じてもらえない」

「これやったか? できたか?」「本当に大丈夫なのか?」「心配してるんだ」と何度も何度もしつこく確認されるたびに、私は「大丈夫って言ってるのに! 信用できないの?」とイライラしていました。
その裏には「私は信じてもらえていない」という思い込みが隠れていました。
ビリーフが日常にどう影響するのか

これらのビリーフを握りしめていると、目の前の人に対して過剰に反応してしまうことがあります。
例えば結婚の準備をしていたとき、彼から「◯◯はどうなってる?」と聞かれ「言われなくとも、ちゃんとやってるよ!!」私を信じてないの?と感じ、必要以上にイライラしてしまいました。
当時の私は、婚姻届に必要な書類の取り寄せ、会社に提出する書類や提出期限の確認、wifi契約が切れる前に各SNSへの予約投稿、加えて荷造りに断捨離(粗大ゴミの処理等)、引越しに伴う契約の解除等と準備に追われる日々でした。
そんなことも知らずに呑気な声で聞く彼。言われなくても全部段取りしてるわ!!とイライラする私。
相手からしたら〈ただ確認したいだけ〉の状況でも、私を信じてないの? 無能だと思ってるの? と過去の体験を重ねて勝手にイライラし、彼に反応してしまっていました。
相手からしたらたまったものではありませんよね。
やはり不要な信念があると人の言葉に反応ばかりしてしまいます。
気づきの大切さ
私が抱えていたネガティブビリーフをまとめると、
- 私の思い(言葉)は届かない
- 私の好きなものは奪われる
- 私をコントロールしようとする人は敵
- 私は信じてもらえない
でした。
こうした思い込みがあると、人間関係でイライラしやすくなります。でも「なぜ私はイライラしているのか?」と自分に問いかけてみると、その奥に隠れた信念が見えてきます。
今ではイライラの最中に気づくこともできるようになり、感情を沈められるようになりました。長い時間はかかりましたが、少しずつ生きやすくなってきたと感じています。
おわりに
ネガティブビリーフは、過去の体験の中で無意識に作られていきます。気づくことは勇気のいる作業ですが、気づいてしまえば生き方がぐっと楽になります。
ここまで長い取り組みでしたが(まだ絶賛継続中!)、一定の成果を感じられるまでになりました。
だから、この体験を皆さんにシェアします。 何か参考になれば幸いです!
詳細はnoteの記事に書いています。ご興味があれば読みくださいね!

